くんち


 八幡町は、くんちの踊町として「山伏道中」「剣舞」「「弓矢八幡祝い船」の3つを奉納します。これらは、いずれも八幡町の「建町由来」を披露するものです。

 まず、諏訪神社への奉祷文(八坂神社での場所のときは八坂神社への奉祷文になります)を携えた山伏たち(=先曳の子どもたちや船に乗っていない囃子の子どもたち、剣舞を舞う人々はいずれも山伏の格好をしています)が侍大将の守護のもと、海を越えて長崎へと向かいます。

 山伏の道中に続き、山伏達が剣舞を舞います。今年の剣舞は躍動感を感じるものになっています。続いて、「弓矢八幡祝い船」が動き始めます。前進後退や回転が繰り返される船の様子は、山伏たちが京都から長崎に向かうときに乗り越えてきた荒々しい海を表現しています。根曳たちは「波」です。衣装も波しぶきが宙を舞っています。

 荒々しかった船の動きがピタリと止まるとき、八幡町のシンボルである白鳩の出番です。最後は、侍大将が出立を告げ、悠然と海の彼方に帰って行きます。

八幡町の弓矢八幡祝い船です(画像は平成19年のもの)


 八幡町剣舞の場所踏み稽古。今年の画像です。

 

inserted by FC2 system